2012年05月22日

やっと始まった?「終わりの始まり」

日系電機メーカーが苦戦を強いられて久しいですが、それはイコール日系半導体メーカーも苦しいということ。

日本では有名、優良企業と見られているところでも多くはここ数年、ロクな利益が出ていません。
そんな環境下においてのこのニュース、とうとう始まったか?という感じです。

半導体ルネサス、6千人削減…財務基盤も強化

NECエレと合併し世界シェア3位を誇ったルネサスでさえこの状態。
ルネサスだけでなく、多くの日系半導体メーカーが1990年代に甘いも苦いも味わったDRAMから撤退し、XXの一つ覚えのように

「これからはシステムLSIの時代」

と今で言うSoCに舵を切りました。
その結果、それなりのシェアを取ったのは国内産業のみ。
しかも、差別化できるはずの製品だったのに価格競争に巻き込まれ、多くの企業が利益を出せない状況でした。

そりゃそうでしょう。
時代の先端を走っているつもりでも、1年2年と時間が経てば後ろを走っていた外資系も追いついてきます。
1980年代の日本企業がそうだったように、2000年代には韓国、中国、台湾企業が

「真似する技術」

でどんどんコスト競争力を高めてきましたので。

真似するのは日本企業のお得意分野。
しかし悲しいかな、真似はできても独創的な技術は今も昔も苦手です。
仮に独創的な技術により素晴らしい商品を開発できても、それをビジネスに繋げられない残念さ。
それが今のAV系の衰退にも繋がっていると思います。

もっと言えば、差別化できたのはアナログの時代〜デジタル創生期まで。
今や世の中の転がっている製品を組み合わせるだけで同じような完成品はいくらでも作れてしまいます。
大事なことはハードだけでなく、それを利用したソフト、エコシステムの構築。
今で言えばiPhoneですし、ちょっと前ならゲームでした。

しかし、もはやソフト(OS)は完全に外資に牛耳られており、もはや日本そのものがEMSと化している状態ですが、EMSとしても生き残れないほど、日本の競争力は落ちています。
こんな状態で、日系半導体メーカーがのうのうと生き残れるはずがありません。

残念ながら、今の状況のままでは、日系半導体メーカーに明るい未来はないでしょう。
これからもどんどんリストラは進んでいくと思います。


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posted by あんばー at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

同じアイデンティティで続けることの重要さ

同じ土俵で語ってはいけないことは百も承知の上で、、、。

ホンダ、スーパーカブ50を54年ぶりに全面改良

初代モデルの発売はなんと昭和33年(1958年)!
もう半世紀以上も作り続けられています。
しかも、世界でずっと売れ続けている素晴らしい製品。
私がバイクに興味を持ちはじめた昭和50年代、新聞配達、郵便配達はみ〜んなカブかヤマハのメイト、そのどちらかでしたが、今もそうなのでしょうか?

時間軸とともにモデルチェンジも重ね、正統進化をし続けてきましたが、基本コンセプトはずっとぶれていません。

・燃費がいい
・壊れない

これぞホンダの、カブのアイデンティティでしょう。
値段や燃費以外の性能だけを見れば、競合になり得るものは世の中たくさんありますが、デザインや流行に囚われることなく、ずっとまじめに開発をし続けてきた成果でしょう。

それに対して、、、最近、変化球やクセ球で勝負をする製品が多すぎます。
技術の進歩に対応するのはいいのですが、結局、値段勝負になると勝ち目がないから付加価値をつける、その付加価値が値段とリンクしない、魅力的に映らないからこそ売れないと思うのです。

電化製品で同じアイデンティティを続けろとは言いませんが

「XXXだから、YYYだからここがいい!これじゃなきゃダメ!」

DNA的なものがないんですよね。
今、そのパッションを感じられるのはAppleぐらいではないでしょうか?

もはや価格勝負では勝負あった状態が多い日本の製品。
これからは、こんな真面目な部分で勝負することが生き残る道のひとつではないかと思います。


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posted by あんばー at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

有機ELの日本連合?

なんだかTVのニュース番組はこの話題ばかりですね。

以前からカテゴリーごとに日本連合設立を訴えていた私としては、いい方向の話しだとは思います。
ただ、、、
障害は色々あるでしょうね。

お互いが過去の成功体験にしがみついてきたカルチャー同士の会社。

「西と東の雄が協業」

と言ってもそう簡単には話しは進まないでしょう。
逆に決裂!という可能性のほうがまだ高いと思います。

仮にまとまったとしても、、、次には主導権争いが起こるでしょう。
そんな状態で果たして世界で勝ち残っていけるのか?甚だ疑問です。

また、投資を止めてしまった遅れを取り戻すのは簡単ではありません。
ニュースのコメンテーターは「日本なら大丈夫」という楽観論も聞こえてきますが、既にダメダメだからこそこんな状態になったのに、急に復活するわけがないのです。

日本が追い上げをするにしても、その時間で韓国、台湾企業も先に進みます。
そこに追いつき追い越すためには、かなりドラスティックなことをやらない限りは難しいでしょう。

期待はしています。
ただ、やるなら禁じ手を使ってでも

「生き残る」

そのストラテジーが必要です。

そこまで議論し、そして結論が出せるのか?
取りあえずは推移を見守るしかありません。



posted by あんばー at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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