日本では有名、優良企業と見られているところでも多くはここ数年、ロクな利益が出ていません。
そんな環境下においてのこのニュース、とうとう始まったか?という感じです。
半導体ルネサス、6千人削減…財務基盤も強化
NECエレと合併し世界シェア3位を誇ったルネサスでさえこの状態。
ルネサスだけでなく、多くの日系半導体メーカーが1990年代に甘いも苦いも味わったDRAMから撤退し、XXの一つ覚えのように
「これからはシステムLSIの時代」
と今で言うSoCに舵を切りました。
その結果、それなりのシェアを取ったのは国内産業のみ。
しかも、差別化できるはずの製品だったのに価格競争に巻き込まれ、多くの企業が利益を出せない状況でした。
そりゃそうでしょう。
時代の先端を走っているつもりでも、1年2年と時間が経てば後ろを走っていた外資系も追いついてきます。
1980年代の日本企業がそうだったように、2000年代には韓国、中国、台湾企業が
「真似する技術」
でどんどんコスト競争力を高めてきましたので。
真似するのは日本企業のお得意分野。
しかし悲しいかな、真似はできても独創的な技術は今も昔も苦手です。
仮に独創的な技術により素晴らしい商品を開発できても、それをビジネスに繋げられない残念さ。
それが今のAV系の衰退にも繋がっていると思います。
もっと言えば、差別化できたのはアナログの時代〜デジタル創生期まで。
今や世の中の転がっている製品を組み合わせるだけで同じような完成品はいくらでも作れてしまいます。
大事なことはハードだけでなく、それを利用したソフト、エコシステムの構築。
今で言えばiPhoneですし、ちょっと前ならゲームでした。
しかし、もはやソフト(OS)は完全に外資に牛耳られており、もはや日本そのものがEMSと化している状態ですが、EMSとしても生き残れないほど、日本の競争力は落ちています。
こんな状態で、日系半導体メーカーがのうのうと生き残れるはずがありません。
残念ながら、今の状況のままでは、日系半導体メーカーに明るい未来はないでしょう。
これからもどんどんリストラは進んでいくと思います。
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